CBPになるまで⑤


お誕生日に母が送ってくれた大栄スイカ、と、ソラ

夏の主食:スイカ

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母親から
おばあちゃんの容態が悪くなっている
と聞きました。

余命数ヶ月と言われていたのに
今週が山場かもしれない、と。

会えるの最後だからと
すぐにお見舞いに行きました。

今まで普通に会話してたおばあちゃんが
別人のような顔をしてベットに寝ていました。

起きている時間も
だんだん少なくなってきた
と聞いていたのですが

私が行った時はっきりと目を開けてくれました。

いつものように振舞おうと
ベットのそばに座りました。

すると

おばあちゃんが封筒を手渡してくれました。

少ないけど受験に行った時に使いんさい。
おばあちゃん応援しとるからね。
涼子の行きたい大学に頑張って行くんよ。

ハッキリした口調で
伝えてくれおばあちゃんは
そのあとすぐに目を閉じてまた眠りにつきました。

ガン告知さえしてないけど
きっとおばあちゃんは
気がついていたのでしょう。

封筒の中には大金が入っていました。

病室から出て号泣。

おばあちゃんがもうすぐ旅立つ
ということを初めて実感しました。

そのお見舞いから一週間後
おばあちゃんはみんなに見守られながら旅立ちました。

⑥へつづく

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おばあちゃんはスイカが大好きだったので
病室の冷蔵庫には必ずスイカがありました。

そして私がお見舞いに来るときには
必ずスイカが残してあり毎回食べさせてくれました。

時期外れの小さいスイカなのに
スイカ大好きな私のために残してくれてたのです。

おばあちゃんに食べて欲しいと思いつつも
今まで通り「美味しい!」と言ってそのスイカを食べました。

それが私のできる
最後のおばあちゃん孝行になりました。