店主のツブやき

今日は立秋

例年以上に気温の高い日が続いています。皆さま暑さに負けずお過ごしでしょうか。

そんな日々が続く中、本日「立秋」を迎えました。

そういえば、先日お店窓から外を見たとき、18時でちょっと暗くなっていました。暑さは相変わらずですが、日の長さは段々と短くなり、夏が終わりに向かっているのを実感しました。

陰陽でいえば、立秋を境目に「陰」が強まってきます。

五行でいえば「金」になり「乾燥」の時期に入り、「肺」や「大腸」が影響を受けやすく、「悲しさ」に敏感になってきます。

これから迎える乾燥の時期に向けて、今から対策をするのがお勧めです。お肌の乾燥、体内の乾燥。汗をかくこの時期から意識しているときっとこの冬は違ってきますよ。

そして、心の側面からいえば「悲しさ」に影響受けやすい時期です。夏の終わりから秋に差し掛かる頃、「もの悲しさ」を覚える方もいらっしゃるのではないでしょうか。楽しかった夏が終わり、寒い冬に向かうという過去の経験からくるもの、だけではなさそうです。

心と体、どちら一方がアンバランスになれば他方も調子が狂います。

例えば、乾燥で肺が影響をうけ咳き込んだり風邪を引いたりすると、十分な呼吸ができなくなり肺が弱ってきます。すると、今まで肺で処理していた感情「悲しみ」が処理できず肺にどんどんたまり、気持ちも滅入ってしまうことが考えられます。

何となくこの時期は悲しく落ち込みやすい方がいらっしゃれば、「そんな時期なのね、あたしって自然に即して生きてる!」と思うといいかもしれません。

逆を考えてみましょう。

処理できないほどの「悲しみ」を感じたとき、肺は段々と弱って、十分な呼吸ができず「精気(=生命エネルギーの源)」が取り込めなくなってきます。つまり、肉体的にも元気がなくなっていきます。

十分な呼吸、悲しみの解放、この時期ちょっと心掛けてみることをお勧めします。

と、その前に。

微熱級の気温に負けないよう、しっかりと水分と栄養を取って残りの夏も乗り切りましょう(^^)/