先日、抽選で当たったジェーン・スーさんの講演会に行ってきました。
肩書はコラムニスト?ラジオパーソナリティー?音楽プロデューサー?色々とされている方です。
かれこれ10年前、本屋で偶然手に取ったのが『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』という単行本。その著者がジェーン・スーさんでした。読んだ感想としては、共感しかないというか、本質をついてる内容でズカズカとその領域に踏み込めるのは著者がその世代だからだなと妙に納得したのを覚えています。その頃からなんとくなくこの方の本を読み、ラジオを聞き、今に至ります。
だから、抽選で当たっときにはびっくりしました。開催地、島根。勝手に実家から近い場所での開催だと思っていたら、
どうやって行くの?電車??
え?どこであるの?
縦長の島根県、遠い場所であることをこの時知りました。この人物は、同級生大橋さんのお世話係のような、保護者のような、彼氏のような存在の同級生。だから大橋さんと一緒にいるとき、店主もついでに助けてもらえます(いつもありがとう)
乗っていく??
ありがと!
ということで、大橋さんと3人で講演会に行ってきました。
途中でスパイスカレー屋さんに連れて行ってもらいました。

めっちゃ美味しいカレー屋さん。こういうの下調べしてくれるなんて、できる男です。
お腹も満たされ、会場へ。
あ、このは、、

あの人ですね。
会場に入って席に着きました。今の時代に珍しい、紙チケットです。

多様性が重視されている時代の「私らしさ」。個々人で価値観を判断するのが主流の今の時代「私らしさ」も人それぞれ。これにたいして同世代のジェーン・スーさんがどのような考えを持ちどのように定義するのかとても興味津々でした。
色々なお話があった中で店主の耳に残った言葉が『快適な場所(=安心・安全・受容)』というキーワード。
自分が安心して生活できる環境か、安全は保たれているか、自分自身が自分をそして周りの人が自分を受け入れているか、それが「私らしさ」を、見つける上で大切だということ。
ずっと恐怖にあおられ、危険に冒され、自分の事を拒否し周りからも受け入れられない、そんな状況だとしたら「私らしさ」なんて言ってる場合ではありませんもんね。
この快適な場所を作るためには、自分を知り、時代と社会の変化を感じ取り、自分の快適な居場所を作ること。それがひいては他者の快適な居場所を作ることに繋がる。
なるほど・・・
もちろん、講演会ではもっと具体的なお話がありました。1つ1つ課題をクリアしていこうと思います。
話しを聞いてる時に、ふと、この講演会の前夜のことを思い出しました。
中学・高校時代の同級生とゴハンに行きました。

参加していた同級生、店主は全員尊敬しています。それなりの社会的地位なのに、みんながみんなを尊重できるメンバー。誰からも何も否定されない空間で、相手の言葉の裏を読む必要もない。
話したいことを話し、食べたいものを食べ、飲みたいだけ飲む。まさに『安心・安全・受容』が表現されている空間だったからこそ、自分らしく過ごすことができたのね、と、腑に落ちました。

熟成のお刺身。食通の同級生に食べる順番を聞きながら頂きました(教えてくれてありがとう)
さて、講演会の帰り道、世界遺産に立ち寄りました。
その話しはまた別のblogでアップします。