今日のセッション

今日のセッション:感情の本質部分を知りたい

悲しい出来事があった、というクライアントさまがお越しになりました。

その感情の原因というか...本質的なことを知りたいです

普段は気持ちの切り替えが早いのに、今回は気力がなくなるほど落ち込んだというクライアントさま。何があったのか、そのことをセッション前にお伺いしたほうがよさそうだったので、具体的な内容をお話頂きました。

そのほかのこともお伺いしてセッションを開始しました。

最初に出てきた内容がご自身への許可。これは無意識に心にかけていたブロックを外すようなイメージです。

相手にお願いをされれば受け入れるようにしているクライアントさま。その裏側には「断ったら相手に悪い」「相手にどのように思われるか心配」という想いがありました。過度になっている相手への配慮や心配する気持ちを手放し『自分を守ること(自分を優先すること)をしても良い』という許可がでました。

続いて出てきたのが、今回主訴としてお伺いしていた「悲しい出来事」よりも前に起こった、ある日の出来事がトラウマ的要素として出てきました。その時の相手の言葉や行動に悲しい想いをしたのではなく「自分が自分を傷つけた」、そのことが 哀しみの感情 として、心臓経由で全細胞へ届いてしまっていました。そして同時にこのような内容が出てきました。

『本質に気づくために心のバランスをとる』

心のバランスをとると、それまで目を背けてきた「本質」に気づいてしまう。だから無意識に心にブロックをかけ「本質」に気が付ないようにしている状態でした。このブロックを解除しました。

最後に、直近であった悲しい出来事の感情的処理を行い、その他出てきた内容を整え、セッションを終了しました。

主訴の「感情の本質的なところを知りたい」について、クライアントさまとお話しをしました。

自分を大事に出来なかった哀しみには気が付いていましたか?

そうですね、なんとなく

クライアントさま自身は、悲しい出来事での「悲しみ」がご自身を苦しめていたと思われていましたが、ご自分を大切に出来なかったことへの「哀しみ」が本当の原因だった、そのことには気がついていらっしゃるようでした。

改めてご自分の気持ちに焦点が当たりました。これで確実に変化が始まります。

今回のセッションの中で「悲しい」と「哀しい」、2つの「かなしい」が出てきました。

  • 悲しい=出来事や状況に対しての感情
  • 哀しい=その背景も含めた情緒的な感情

同じ「かなしい」という言葉の意味でも、その意味は異なります。心の繊細な部分を表現できる日本語の奥深さを感じるセッションになりました。クライアントさまが「悲しみ」と「哀しみ」から解放されて、元気な心に戻れますように!

また次回のセッションのタイミングでお話をお伺いしてみようとおもいます。

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