今日のセッション

今日のセッション:役割の仮面

2023-07-23

日常生活に追われているクライアントさまにセッションをご依頼頂きました。

何に対してもやる気が起きません。

色々なことが思うようにいかないというクライアントさま。体調面も含めお話をお伺いしセッションを開始しました。

同居しているお母さま(実母)から見ると「娘」さん、お子さんから見たら「お母さん」。その役割の切り替えがうまくできず「中の人(=本来の自分)」が混乱状態になっていました。そのため、お母さま(実母)の言動を「母親」という仮面をつけた状態で受け取ってしまいうこともあり、お母さま(実母)のことを受け入れ難くしていました。

いつまでも「娘」扱いで疎ましく感じます

「娘」という役割の仮面をかぶったまま「母親」をしていることもあり、責任を取ることに対して腹を括ることが出来なくなっていました。決断することに対して恐れの感情が沸き上がっていました。

決断をする、責任をとる、怖いです

それらのバランスをとりセッションを終了しました。

離婚という大きな決断をされ、ご実家に戻られたクライアントさま。

今まで元旦那さまに全てを委ねていたこともあり、長年自分で物事を決める環境にはいらっしゃらなかったそうです。大なり小なり全てのことを自分自身で決めていくことが大きな負担になっていました。

離婚をして本当に良かったのか.....考えてしまいます

社会生活を営んでいくにあたって、役割の仮面は必ず必要になります。

ただ、それはあくまで「役割」を遂行するための「仮面」であり、イコール「中の人(=本当の自分)」ではありません。

今回のクライアントさまのように「仮面」と「中の人」との混乱が起これば「特定の仮面=中の人」となってしまい別の仮面に付け替えることが困難となります。

もしかしたら、婚姻時代は「奥様」という仮面で一択で過ごされていたのかもしれません。

本当の意味で、離婚後の生活の準備をするセッションだったように思います。